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健康・安全

コンドームの正しい使い方 ― 風俗で働くなら絶対知っておくべき基本

こんにちは、桃川です。

今回は、風俗で働く上で避けて通れない話。コンドームの正しい使い方です。

「そんなの知ってるよ」と思う方もいるかもしれませんが、実は間違った使い方をしている人はかなり多いです。正しく使えば性病のリスクを大幅に下げられる一方、使い方が雑だと効果は一気に落ちます。

基本中の基本だからこそ、一度ちゃんと確認しておきましょう。

なぜコンドームが大事なのか

性病(性感染症)は、精液・膣分泌液・血液などの体液や、粘膜同士の接触によって感染します。

コンドームは、この体液と粘膜の直接接触を物理的にブロックする道具です。正しく使えば、HIV・クラミジア・淋病・B型肝炎・トリコモナスなど、多くの性病の感染リスクを大幅に減らせます。

風俗で働くということは、不特定多数の相手と身体的な接触をするということ。自分の身体を守るための最も基本的な手段がコンドームです。

正しい装着手順

意外と「なんとなく」で済ませている人が多いので、ステップごとに確認します。

① 爪を切っておく。 長い爪でコンドームを扱うと、小さな穴が開いて気づかないまま使ってしまう可能性があります。仕事前のネイルケアは、見た目だけでなく安全面でも大事です。

② パッケージを確認する。 使用期限が過ぎていないか、パッケージに穴や破れがないかをチェック。財布やポーチに入れっぱなしで劣化しているものは使わないでください。

③ 端を持って、先端の空気を抜く。 ここが最重要ポイント。先端の精液だまり(リザーバー)に空気が入ったまま装着すると、行為中に破れる原因になります。指でつまんで空気を抜いてから装着します。

④ 裏表を確認する。 コンドームには裏表があります。巻いてある方が外側になるように。逆だとうまく転がらないのですぐ気づきますが、無理にそのまま装着しようとすると破損の原因になります。間違えたら新しいものに替えてください。

⑤ 根元までしっかり巻き下ろす。 途中で止めず、根元まで完全にかぶせます。包皮がかぶっている場合は、一度コンドームごと包皮を引き上げてから根元まで下ろすと、ズレにくくなります。

⑥ 射精後はすぐに抜く。 射精後に時間が経つとペニスが縮み、コンドームとの間に隙間ができて精液が漏れ出す可能性があります。射精したらコンドームの根元を押さえながら、速やかに抜いてください。

⑦ 外したら口を結んで処分する。 精液がこぼれないように口を結び、ティッシュに包んでゴミ箱へ。

やってはいけないこと

二重装着はNG。 「2枚重ねた方が安全」と思う人がいますが、これは逆効果。ゴム同士の摩擦で破れやすくなります。1枚で正しく使うのが一番です。

油性のローション・ベビーオイル・ハンドクリームはNG。 油分がゴム(ラテックス)を劣化させて、穴が開いたり破れたりする原因になります。使うなら必ず水溶性またはシリコン系のローションを選んでください。口紅のオイル成分にも注意。

途中からの装着はNG。 「挿入の直前につければいい」と思っている人がいますが、射精前の分泌液(カウパー液)にも性病の原因となる菌やウイルスが含まれている可能性があります。行為の最初から装着するのが鉄則です。

一度外したものを再利用はNG。 当たり前に聞こえますが、念のため。

フェラチオでもコンドームは使うべき?

結論から言うと、使った方がいいです。

フェラチオは口と性器の接触なので、咽頭(のど)への淋菌やクラミジアの感染リスクがあります。のどに感染した場合、自覚症状がほとんど出ないことが多く、気づかないまま次のお客さんに感染させてしまう可能性もあります。

「フェラでコンドームを使うとお客さんに嫌がられる」という現実はあります。お店の方針やサービス内容によっても異なりますが、少なくとも選択肢として「使える」状態にしておくことが大事です。

最近はフェラチオ用の薄型コンドームや、フレーバー付きのものも市販されています。

コンドームでは防げない性病もある

ここは重要なので、はっきり書いておきます。

コンドームは万能ではありません。以下の性病は、コンドームを使っていても感染する可能性があります。

梅毒 ― 感染部位(硬いしこりや発疹)がコンドームで覆われていない皮膚にある場合、接触だけで感染します。近年、日本で感染者が急増している性病です。

性器ヘルペス ― ウイルスが皮膚表面にいるため、コンドームで覆えない部分からの感染があり得ます。一度感染すると体内に潜伏し、免疫が落ちたときに再発します。

尖圭コンジローマ(HPV) ― 性器や肛門周辺にイボができる性病。皮膚同士の接触で感染するため、コンドームだけでは完全に防げません。HPVワクチンでの予防が有効です。

ケジラミ ― 陰毛に寄生するシラミ。体毛の接触で感染するため、コンドームとは無関係です。

つまり、コンドームは「多くの性病のリスクを大きく下げる」手段であって、「すべてを防ぐ」手段ではないということ。

だからこそ、定期的な性病検査が必要になります。

定期検査のすすめ

風俗で働いている場合、最低でも月に1回は性病検査を受けることをおすすめします。

検査を受けられる場所はいくつかあります。

保健所 ― 無料・匿名で検査を受けられます。HIV・梅毒・クラミジアなど、主要な性病に対応。ただし検査日が限られていたり、結果が出るまでに日数がかかることがあります。

性病専門クリニック ― 費用はかかりますが、検査項目が幅広く、結果が早い。即日で結果が出るところもあります。

郵送検査キット ― 自宅で採取して送るだけ。匿名で受けられるので、通院が難しい人には便利。

お店によっては定期検査の費用を負担してくれたり、検査日を設けてくれるところもあります。お店選びのときに確認しておくといいポイントです。

お客さんにコンドームを嫌がられたとき

「ゴムなしでいいよ」「生の方が気持ちいいから」と言ってくるお客さんは、残念ながらいます。

ここは絶対に譲らないでください。

「お店のルールなので」と伝えれば、大半のお客さんは納得してくれます。それでも食い下がってくる場合は、スタッフに連絡して対応を任せましょう。

「生でいいよ」と言ってくるお客さんは、他の相手にも同じことを言っている可能性が高いです。つまり、その人自体が感染リスクの高い相手だということ。ここで折れることは、自分の身体を危険にさらすことに直結します。

自分の身体は自分で守る。これが大前提です。

まとめ

コンドームは、正しく使えば性病リスクを大幅に下げてくれる最も基本的な道具です。

ただし、万能ではない。だからコンドームの正しい使用と定期検査の両方を習慣にすることが、風俗で働く上での最低限の自己防衛になります。

「こんな基本的なこと、記事にするまでもないでしょ」と思った人もいるかもしれません。でも、基本ができていないまま働いている人は、僕が見てきた中でも少なくなかった。だからこそ、ちゃんと書いておきたかった記事です。

質問や相談があれば、いつでも連絡ください。

桃川

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