メンタルを壊さないために ― 風俗の仕事と心の守り方

こんにちは、桃川です。
今回は、このブログで一番大事かもしれない話をします。
風俗やナイトワークにおけるメンタルの守り方。
芸能マネージャー時代から、人のメンタルケアにはずっと向き合ってきました。芸能でもナイトワークでも、共通していることがあります。それは「壊れてからでは遅い」ということ。
この記事が、壊れる前に読んでもらえることを願って書きます。
なぜメンタルを壊しやすいのか
風俗やナイトワークには、精神的な負荷がかかる要素がいくつも重なっています。
初対面の人と密室で密接な行為をする。 これ自体がストレスの大きい行為です。慣れたとしても、無意識のレベルで緊張が続いています。
自分の身体が「商品」として扱われる感覚。 外見を評価され、ランク付けされ、場合によっては容姿を理由に指名が入らない。自分の価値=外見の評価だと感じてしまうと、自己肯定感が大きく揺らぎます。
誰にも言えない仕事をしている。 家族にも友人にも言えない。この「秘密を抱え続けるストレス」は、想像以上に大きいです。
お客さんからの言葉。 褒められることもあるけど、傷つくことを言われることもある。嫌なお客さんの言葉が頭から離れなくなることがある。
生活リズムの乱れ。 夜型の仕事は睡眠の質に影響しやすく、睡眠の乱れはメンタルの乱れに直結します。
これらが日常的に積み重なっていくので、ある日突然「もう無理」となることがある。本人も周囲も気づかないうちに限界を超えてしまうのが、メンタルの怖いところです。
危険サインを知っておく
自分のメンタルが危険な状態にあることを、本人が一番気づきにくい。だからこそ、以下のサインを「チェックリスト」として頭に入れておいてください。
眠れない、または寝すぎる。 睡眠パターンの急激な変化は、メンタル不調の初期サインです。
食欲がなくなった、または食べすぎてしまう。 食行動の変化も同じ。
仕事に行く前に涙が出る、吐き気がする。 これはすでに体がSOSを出しています。
プライベートの時間を楽しめなくなった。 好きだったことに興味がなくなった、何をしても楽しくないと感じる。
お酒やお金の使い方が荒くなった。 ストレスを紛らわせるために飲酒量が増えたり、買い物や遊びでお金を使いすぎたりする。
「自分には価値がない」と感じる。 お客さんの評価=自分の価値だと思い始めたら、かなり危険な状態です。
ひとつでも当てはまったら、一度立ち止まって考えてほしい。
日常的にできるメンタルケア
仕事とプライベートの時間を完全に分ける
仕事が終わったら、仕事のことは考えない。お店のグループLINEを見ない。お客さんのことを反芻しない。
これは意識的にやらないとできません。「帰ったら仕事モードを切る」というルーティンを持ってください。シャワーを浴びる、服を着替える、仕事用のスマホの通知をオフにするなど、切り替えのスイッチを作るのがおすすめです。
仕事の日数を無理に増やさない
「もっと稼ぎたい」という気持ちで出勤日数を増やしすぎると、休みがなくなり、疲労が蓄積し、メンタルが削れていきます。
最初は少ない日数から始めて、自分が無理なく続けられるペースを見つけてください。週5フルで入れる人もいるし、週2が限界の人もいる。それは能力の問題ではなく、適性の問題です。
身体を動かす
運動はメンタルケアに効果があります。ジョギング、筋トレ、ヨガ、散歩……何でもいいので、身体を動かす習慣を持ってください。仕事で身体を使っているのとは別の話です。
話せる相手を持つ
仕事の内容を詳しく話す必要はないけれど、「最近しんどい」「ちょっと聞いてほしい」を言える相手がいるかどうかは大きいです。
業界の知人、カウンセラー、相談窓口、なんでもいい。1人で抱え込まないための出口を確保しておくことが大事です。
「稼げているから大丈夫」は危ない
収入がある=問題がない、ではありません。
むしろ、「稼げているからこそ辞められない」「お金のために我慢している」という状態が一番危険です。
お金は後から稼げる。でも、壊れたメンタルを戻すには時間がかかる。場合によっては元に戻らないこともある。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、上に書いた危険サインが出ていないかチェックしてみてください。
辞めるという選択肢
メンタルがしんどいなら、辞めることは逃げではありません。
自分の心と身体を守るための、正当な判断です。
「もう少し頑張れるかも」と思って続けた結果、本当に壊れてしまった人を僕は何人も見てきました。芸能の世界でも、風俗の世界でも。
限界を感じているなら、一度休むか、辞めるかを真剣に考えてください。辞めた後の選択肢についても相談にのれます。
最後に
僕がマネージャー時代から一番大事にしていることは、「壊れる前に手を打つ」ことです。
壊れてからでは遅い。だから、少しでも違和感を感じた段階で、誰かに話してください。
僕でよければいつでも聞きます。